カルシウムだけじゃない!知っておきたい10種類のミネラル

健康
この記事は約3分で読めます。

✅ ミネラルとは

ミネラルとは、生物が生存するために必要な無機物質のことを指します。人間が摂取することができるミネラルには、カルシウム、鉄、ナトリウム、マグネシウム、リン、カリウム、ヨウ素、亜鉛、クロム、セレンなどがあります。これらのミネラルは、身体の機能を正常に保つために欠かせないものであり、不足すると健康に悪影響を与えることがあります。

✅ ミネラルの効果と役割

カルシウムは骨や歯を強化するだけでなく、神経や筋肉の機能にも関わります。鉄はヘモグロビンの合成に必要であり、酸素を体中に運ぶために欠かせません。ナトリウムとカリウムは、細胞内外の浸透圧を調整し、神経や筋肉の機能にも関与しています。マグネシウムは、神経や筋肉の機能を調節するだけでなく、骨や歯を強化する役割も持っています。リンは、骨や歯の主成分であるハイドロキシアパタイトの形成に必要であり、細胞内でのエネルギー代謝にも関与しています。ヨウ素は、甲状腺ホルモンの合成に必要なミネラルであり、甲状腺ホルモンは体内の代謝や神経・筋肉の機能に重要な役割を持ちます。亜鉛は酵素の働きに必要であり、免疫力の維持にも重要です。クロムは、糖質代謝に関与しており、血糖値の調節にも関わっています。セレンは、抗酸化物質であるグルタチオンの合成に必要なミネラルであり、免疫力の維持や甲状腺ホルモンの代謝にも関与しています。

ミネラルの不足と過剰

ミネラルが不足すると、身体の様々な機能に影響を与えることがあります。たとえば、カルシウムが不足すると、骨粗鬆症のリスクが高まるほか、筋肉の収縮や神経の伝達にも悪影響を与えることがあります。また、鉄が不足すると、貧血の原因になるほか、免疫力の低下や集中力の低下にもつながります。一方で、ミネラルが過剰に摂取されると、体内に蓄積されてしまい、体に悪影響を与えることがあります。たとえば、ナトリウムの過剰摂取は高血圧や腎臓疾患の原因になるほか、鉄の過剰摂取は体内の酸化ストレスを増大させ、疾患のリスクを高めることが知られています。

ミネラルの摂取方法

ミネラルは、主に食品から摂取することができます。たとえば、カルシウムは牛乳や豆腐、鉄はレバーや貝類、ナトリウムは塩、マグネシウムは豆類やナッツ、リンは肉や魚、カリウムは野菜や果物、ヨウ素は海藻や魚介類、亜鉛は肉や豆類、クロムは酵母や小麦胚芽、セレンは魚介類や穀類などに含まれています。ただし、食生活だけで十分な量を摂取できるとは限らないため、必要に応じてサプリメントなどを利用することも考えられます。


ミネラルは、人間が健康を維持するために不可欠な栄養素の一つです。不足や過剰に摂取することが健康に悪影響を与えるため、バランスよく摂取することが大切です。食生活を見直すことで、適切な量のミネラルを摂取するように心がけましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました